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2015.03.18 Wednesday

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2014.04.04 Friday

彫金教室 赤ずきんとフクロウ


卯月。二十四節季・清明。七十二候・玄鳥至・つばめきたる。四月です。新しく何かが始まる季節。もう大阪や神戸の街中の桜はその見頃を終え散り始めているそうですが、ここ篠山は昨日まで三分咲きの様子が今日の雨にもかかわらず七分ほどまで一気に開き始め、幹・枝だけで向こうが透けていたのがふんわりとやわらかく綿菓子をかぶったように包み込んでいます。が、春の冷え込み、またもや寒さが戻って。そしてワタシは花粉症のスイッチが入り蛇口が壊れており・・・。

先週のことになってしまいましたが、長くお約束していましたことが結実いたしました。昨年のワタシの個展に遠く名古屋からお越しのおふたりが教室にもお越しくださいました。しかも4日連続の強化合宿。遠路お越しの上、お宿までとってのご来店。数か月前より教室にとご連絡を頂いておりましたが、いかんせん篠山の冬は寒いので春暖かくなってからとお約束。おふたりもその日の訪れを首を長くしてお楽しみにされていらっしゃった様子。

さてさて、朝早くの新幹線と在来線を乗り継いでお昼前のご来店。お久しぶりの再会ともっとも旅行並みの距離のご足労を思うに恐縮でなりませんでしたが嬉しく。お昼を済ませていざレッスン!そもそもおふたりはワタシの職歴程の彫金経験者。何故にワタシのところまでいらして・・・メタルワークで作品制作をしていらっしゃるのですが、ワックスではないもっと精密な地金の削り込みをワタシの作品を見られてやってみたくなった、と、おふたり。何をツクルかは事前に伺っておりましたので早速作業、のその前に削り出す地金の塊からツクルところを先ずは見ていただき。

削り出すカタチをペンで下書き、いよいよ糸鋸を使っての荒落し。20舒幣紊離轡襯弌爾硫瑤鮖綉で落としていくなんぞ、恐らく、いや、絶対経験のない作業。これはさすがのキャリアのあるおふたりもその遅々とした鋸刃の歩みに翻弄されつつも、思ったほど鋸刃も折らずに。このあたりで1日目終了。二日目は午前10時からの作業開始で、いよいよヤスリやリューターでの削り出し本番。ガンガン削っていくワタシの方法はひょっとすると道具の持ち方や当て込む角度や強さなど、普段の制作とは違うので、その都度レクチャーをしつつ削る削る、を2日目3日目と。


どんどん進みますが残り時間も容赦なく減っていき、あっという間に4日目お昼までの戦い。完全完成はちょっとムズカシイと判断しましてお持ち帰り後の個人作業にてフィニッシュできるように仕上げまでの段取りをお教えいたしまして、のトップの画像でございます。やはり経験者のおふたり、ここまでの進捗は相当早いです。ワタシがツクっても3日仕事のお題目。よくぞワタシのつたないレクチャーでここまで削ってくださいました!!

しかし、作業前の地金は削ってツクルれるものではないという思いを払拭されて、地金と会話を交わし仲良くなって出てきたいカタチに削ってあげるか、を、身をもって体感頂けたこと、これが一番うれしく、また方法とはすべてが従来のモノではないということ、その人なりがあってよいまたはそれを探して自分のモノにする、それを伝えられたのかなと、ちょっとだけ自負。時間は皆に等しく過ぎているのだろうけどあっという間の4日間に終了の鐘が鳴り、帰途につかれました。本当にありがとうございました!

何も無い真四角の銀の塊からそれぞれに赤ずきんちゃんとフクロウがその姿をあらわし、ワタシがそのお手伝いができたこと、こんなにうれしくありがたいことはありません。いつも教室ではやはり生徒さんに教えているのではなく常に教わっていることをまたもや教わるのでした。人がモノをツクルことはまずは単純にツクリたいから。その先のセンスや技術は二の次で、ツクリたいという欲求を材料に全てぶつけることから始まるのだなと。仕事として携わっている以上、ツクリたいモノが自分の気持ちとは違うことも多いのは仕方のないこと。しかして、如何にその中から新しい何かを掴めるか、そして次にいかせるか。そんな基本に立ち返らねばと。
2015.03.18 Wednesday

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