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2015.03.18 Wednesday

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2014.12.30 Tuesday

2014年を振り返って


Color change garnet・カラーチェンジガーネット:前向きに進もうとする元気者。慎重・社交的・のびのび・ポジティブ。

大掃除も済んで新しい年を迎える準備がようやく整いました。記事も今年は月を重ねるごとに書ける時間が少なくなり、これを今年の最後にしなければなりません。ですので総括を、と思いましたが、濃密すぎて思い出せない、というかどう書いたらいいか・・・。

職人としてはかなり遅い24歳でこの業界に入って今年で20年目となり、人生の半分に近づいてきました。彫金学校を卒業したわけでも親がこの仕事をしていたわけでも周りに彫金をしていた人がいたわけでもありませんが、20歳を過ぎたころから自分で道具を揃えて、今のようにネットが無かった時代だったので図書館で彫金の本を借りてきて独学で2年ほど制作していた作品を、自分で探したジュエリーメーカーに持っていって就職して、職人として下積みから始まり、気が付いたら20年目。

彫金を生業にしてから景気は下がる一方の中、給料は上がらずとも転職は一度も考えたことはありません。ダイヤとサファイヤとルビーとエメラルドしか知らなかったワタシが飛び込みで入って20年続くとそのころは思ったのかどうかは定かではありません。が、やはり一筋縄ではいかないそれなりに波乱万丈をかいくぐって。40歳を目前に「動くジュエリー」を作り始めて「作品」というものを当時は発表など考えもせず制作し始め、ブログをきかっけとして知り合った鍛金作家さんに「ボダイジュエキスポ」を勧められて初めて人様に見てもらって2年ちょっと。の間に、36年住んだ大阪を離れて兵庫の少し田舎に店を持ち、あっという間に1年が過ぎました。

職人で長くやってきてそれなりの準備はしていたといえども、それまでのやり方とは全く違う道に40歳もとうに過ぎてから足を踏み入れて、右も左もわからないまま思いっきり走ってきたこの一年。この一年は振り返る暇もない時間の過ぎようで、自分で組んだスケジュールに忙殺されましたが、目の前にあることをとにかくこなす、日々でした。人生の中でこれほどがむしゃらだったのはない一年、今年ばかりは頑張った自分を褒めても良いと。

でも、ひとりでは絶対に出来なかった。作品を発表するのも、店を改装するのも、イベントに参加するのも。すべて誰かに聞いたり教えてもらったり手伝ってもらったり、支えてもらったり。

自分の作ったものが誰かに良いも悪いも批評を頂き、作品を通してワタシの存在を認めてくれることが、これほど強烈にダイレクトに自分に反射してくるある種の心地よさを、いままでの仕事のやり方では得られなかった感覚を知ったのと同時に、このやり方をずっと続けている作家という職業は、まさに自分の技術と命の切り売りだと、恐怖感も覚えつつ。

作りたいものを作れる今を継続させなければ食べていけなくなる怖さをこの年齢で体得していることを、周りを見て客観的に遅いと思っている自分と、この環境に自分で持っていった腹くくりと、を、しかしやっと自分らしいかもしれない現状を常に反芻しながら、悩む暇もないぐらいがちょうどいいのかと忙しく、「ツクル」ということだけに没頭できる自分にいつなれるのか・・・などととりとめもなく思ってみても答えは積んだ先にしかないことを20年の自分のキャリアで信じる他なく。

でも、他者があって自分があることを一番思い知るこの一年は、「感謝」という言葉しか思いつかないです。これだけたくさんの「他者」に支えられてある自分が皆様を裏切らないでいくには作り続けていくしかないことを、きっとこの先もっと思い知るのだと。

自分の店がどういう役割をして、仕事や作品が人様にどんな影響を与え、仕事としてお役に立てているのかどうか、必要なのかどうか、商品と作品の違いや、世の中に出て回る価格の在り方など、きっと悩みながら続いていくのだろうと。でも、私の手から生まれたものが、驚きや楽しさや感動や欲しいと思う所有欲など、見て、手に取ってくださった方が少しでもいる限りそれに応えることがワタシの果たすものだと本気で理解できたとき、それまでの自分すべてを見ていただけるその日まで、やはり作り続けていくんだと、そんなことをちょっとだけかもしれないけど知ることができた一年になったように思います。

このステップをまさに次への足掛かりとできるよう来年も走っていきたいと思います。6月ごろまでのスケジュールも決まってまいりましたので、また改めてお知らせします。今年も本当にありがとうございました。やはり思っていることがちゃんと文章になりませんが、どうぞ来年もよろしくお願いもうしあげます。皆様にとって2015年が素敵で実りある一年になりますことをお祈りいたします。よいお年をお迎えください。
2015.03.18 Wednesday

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